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│人間やりたい記│
人間やりたい記
7.4深夜
つけっ放しのテレビから“スターウォーズ”が流れ出す。はっきりと思い出す。小学生の頃弟と友達と観に行ったんだ。歌舞伎町の映画館。危なっかしい臭いがプンプンしてた。劇場内はこれでもかってくらい人でぎゅうぎゅうで、座れなくてぽけっと壁際に立ってると、果たして噂の“スターウォーズ”は始まった。オープニング、“帝国軍”だの“ジュダイ”だの“フォース”だのって良くワカンナイ説明がダラダラと続いたその直後だ。なんと画面いっぱいに飛んで来たんだ!巨大宇宙船が!確かに“飛んで”来たんだぜ。ゴジラ、ガメラ、ウルトラマン…“紐で吊るされた”宇宙船しか見たこと無かった少年にとってこれはショックだった。凄すぎた。一気に持っていかれた。後はもう砂漠の星“タトゥイン”に集う個性豊かなキャラクターにワクワク、レーア姫にドキドキ、ダースベーダーつえ〜〜ハンソロかっけ〜〜って、続けて2回観たもんね。帰りにパンフレット買って、本まで買っちゃてさ。帰る道すがらも、あれが凄かったこれが凄かったって話しが尽きないの。きっともう目とか馬鹿みたいにキラキラしてたんだろうと思う。28年前だってさ…
SFに限らず映画好きだな。劇場にはなかなか足運ばなくなっちゃったけどビデオは本当よく観る。物凄い感情移入して観る人だから、泣いたり笑ったりショック受けたり大変なんだけど、だからこそ楽しい。もう随分前になっちゃうけどタランティーノの“レザボア・ドッグス”観た時とかあまりの閉塞とリアル感で熱出ちゃったからね。“ありふれた事件”“ファニーゲーム”とかもそう、俺にとってはショック発熱系ね。
さてさて“スターウォーズ”と言えば“ハリソンフォード”の大々々々々…(幾つ並べても足りない)出世作でもあるわけだが、“スターウォーズのハリソンフォード主演SF超大作”として数年後に日本で封切られ大ゴケしたのが“ブレードランナー”。俺の愛する映画10本に絶対に入る傑作だ。退廃的で雑然と描かれた近未来、デッカード(ハリソン)とレイチェルとの間が深まって行く感じ、レプリカントの哀愁、映画全体を支配する重たくも淡々としたテンポ。どっぷり世界に浸れる映画。当時は宣伝の誤りでこけた同映画だけど、良いものは良いのです。再上映も頻繁にされ、その度観に行った。高田馬場とか下高井戸とか便所臭い映画館…レンタルビデオなんてまだまだ普及してなかったからね。デッカードがウイスキー?バーボン?を飲みふけるシーンが大好きで、レンタル屋が普及してからは真似して“シーバスリーガル”とか飲みながら観たもんだ。って書いてたら観たくなってきた。早速明日借りてこよう。
南 謙一
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